46歳が唐突にピアノを始めたらカオスに突入し・・・①
2017年は信販系クレカの運用保守を11月迄でプロジェクトを抜けた。ちょっと体調が悪かったので、少しまとまった休みが欲しかったのと、今年は夏休みもなく、休日出勤も多く全く働き詰めで、心身とも疲弊しきってしまったからだ。エージェント会社は、いろいろ案件を持ってきてくれたが、どれも気が乗らなかった。心身のダメージが大きく、すぐに次の現場っていう気分にはなれなかった。(結局2018年1月から同じ現場に出戻るのだが・・・)
そういうことで、12月は1か月仕事を休むことにした。もともと在宅ワークにも関心があり、とっつき易いPhotoshopやjavaScriptあたりで日銭でも稼いでやろうかと、その辺のスキルアップの為の期間として外の仕事は完全にOFFにした。
ということで、12月からは書斎用に借りているワンルームマンションでのスキルアップの為の強化合宿をはることになった。この強化合宿はすぐに終わってしまうことになるのだが、それでも最初の2日間ほどは、本当に部屋に缶詰めになって、Photoshopのアプリをガリガリやっていた。
そして12/6(水)AM10:00頃、最初の悪魔?(天使?)の一撃がやってくる。Photoshopで画像にテキストレイヤーを被せていた時、ふっと一瞬頭にあることがよぎった。
・「YouTubeのテキストスクロール動画のサムネってこれで簡単に作れるんじゃ~ね~か?」
・「ムービーメーカーがあれば、動画自体、簡単に作れるんじゃ~ね~か?」
・「テキストスクロール動画で稼げれば、別にスキルアップなんて不要じゃね?」
・「サムネ作るだけでも金になるんじゃねーか?」
はい。Photoshop強化合宿は3日目の午前で 無事? 終了した。そして関心は、
・「YouTubeのテキストスクロール動画って稼げんのか?」
・「手間・暇ってどんだけかかるんだ?」
・「収益化までの道筋は?」
Photoshopはいつの間にか閉じられ、FireFoxのタブはYoutubeだらけになった。
そして二度目の悪魔?(天使?)の一撃がやってくる。何かの拍子に”ピアノ弾いてみた!”系の動画で、”Canon(カノン)”が流れ始めた。確かお昼前くらいだったろうか?もう食事に行く時間だしって感じでそのまま流しっパにしていた。何度聞いてもCanonの旋律は美しい。画面に映る指先は滑らかに旋律を奏でている。そんな時だった。ふっとまた、一瞬図々しい思いが頭によぎった。
・「これ練習すれば俺でも弾けるんじゃねーか?」
・「指先はそんなに複雑な動きしてねーよな?」
・「(謙虚な)天才の俺様なら1週間くらい練習すれば余裕じぇねーか?」
・「ピアノ弾いてみたって金になるのか?」(また金の話・・・)
これ(↓↓↓)を1週間練習すれば弾けると思ったオレ、スゲ~ぞ!
関心は、瞬間的に「電子ピアノってお幾ら万円するんだ?」に変わった。
(このときは電子ピアノとキーボードの違いもわかってなかった!)
そしてこの日の正午前、FireFoxのタブは、Amazon一色になった。激動の2時間だ。20世紀初頭の欧州の勢力図のように自分の頭の中で勝者と敗者は大きく入れ替わった。
本体について
結局、CASIOのLK223というキーボードを購入した。¥17,400だった。昼食取ってそのままAmazonで検索して14時くらいには購入ボタン押していたと思う。すごいスピード感だ。
何でこれにしたの?っていう質問に対する回答はない。ないというか忘れた。多分安かったから。多分鍵盤叩くと光るから。光ると少しは見栄えが良くなるし、金もうけに貢献すると思ったから。あと、Amazonのレビューで、☆が4つ付いていたから。
あと、安いものにしたのは、多分この突発的なブームがあっという間に過ぎ去った後、高額な電子ピアノを購入していたとすると精神的ダメージが大きいから。
購入したキーボードの到着は明日の夕方頃になるだろう。その間YouTubeでいろんな”弾いてみた”を見てみた。
YouTubeでは、いろんな人が”弾いてみた”で動画をアップしていた。ピアノ、ギター、バイオリン・・・さらには歌ってみた系や踊ってみた系など、など、など。
そして、何故かYouTubeで、きれいな音色を奏でる演奏者と何の経験もない自分が完全に一致している。この途轍もないギャップに気づくには、もう少しの時間と金銭的な出費が必要なのだが、まだこの時点では何もわかっていない。
この時点では、
「自分が弾けるようになるのか?」というよりも、
「いくら稼げるのか?」が頭の中を支配していた。
そんな図々しい妄想を膨らませている12月の寒い夕方だった。
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