大リストラ時代
東証一部上場企業のリストラが止まらない。最近まで自分が把握しているだけでも以下のとおり上げられる。
NEC : 3,000人
富士通 : 5,000人
リコー : 8,000人
東芝 : 7,000人
みずほ銀行:19,000人
三菱UFJ : 9,000人
三井住友 : 4,500人
もちろんこれだけではない。多くの上場企業で結構大規模なリストラが実施or予定されている。リストラのターゲットになっているのは概ね40代以上(早ければ30代でもあるだろう)。今は昔ほどの露骨なやり方はしていないようだが、早期退職を積極的に進めどうにかスリム化を進めようとしている。
そして、拒否った場合は関連会社への出向などで対処するが、この場合今までの自分の経験や実績は考慮されたりはしない。確か、損保ジャパンは4000人規模の人員整理を予定していて配置先として関連下請け会社の介護サービス提供会社に送り込む予定だそうだ。(恐らくヘルパー職だろう)
上にあげただけでも数万人規模の人員整理になるが、この中に同情できるような人がどれだけいるだろうか?自分はIT業界の人間で直接関わり合いがありそうな人は少ないが思い浮かべることができる人が何人かいる。大規模システムに参画していた時に恐らく統括席という偉そうな名称の机に座って何もしないでボケっとしていた人たちが、恐らくこのリストラ対象になった人の人物像に近いだろう。
人出不足業界
また一方で、人手不足をいうものも深刻な問題として継続している。代表的な業界しては以下のとおりだろう。
・介護
・飲食
・IT(エンジニア)
これらの業界はもう一昔以上前から慢性的に人手不足が続いている。最初に挙げた大規模リストラを行っている企業って結構ITと結びついている。リストラ社員を関連IT会社に回せばいいじゃね?と一瞬思ったが、IT(エンジニア)というのは実務ができる人のことを言う。簡単に言えばシステム・エンジニアやプログラマとしてガリガリ手が動かせる人のことだ。なのでリストラされた人の配置転換は無理だろう。統括席で何もせず偉そうに座っているだけの人間ではただ邪魔なだけだ。
自分の場合・・・
自分の経歴は他の記事やプロフィールでも書いているがエリートではない。むしろ底辺に近い部類に入るのかもしれない。ただ底辺で蠢くように生きてきた中でも最低限IT業界で生きていけるだけのスキルは身に着けていたことは本当に良かったと思っている。だから正社員というポジションがなくなってもフリーランスエンジニアとしてしばらくは生きていけるだろうという目算は立っていたし、会社員時代の晩年も”がむしゃらに”会社にぶら下がって1分1秒でも寄生してやる!なんて卑屈な考えを持つこともなかったので精神的にも安定していた。
対処方法は?
他の記事でも何度か書いていると思うがとにかく
勉強する
に尽きると思う。
もうね、はっきり言うと、自分の知っている同年代の会社員って勉強しない奴が多すぎる。なんの努力をしなくても会社の人事制度のモデル通りに年収が自動的に上昇していくと思い込んでいる奴が本当に多い。
知識やスキルを身に着けていくということは時間がかかるし、すぐに目に見える変化は感じにくいので継続するのは難しい。ただ、このようして培った知識やスキルは絶対に裏切らない。”芸は身を助く”という言葉は今の時代でも”ド真ん中を貫く”真理だと思う。
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