40代・50代はフリーランスで生きていけるか?



40代・50代はフリーランスで生きていけるか?

今、30代もしくは40代でIT業界で働いている人、もしくは興味を持っている人向けに、今回は
”40代・50代はフリーランスで生きていけるか?”
というテーマで話をしたいと思う。

いきなり結論

いきなり結論だが、やっていけるかどうかっていう観点で言えば・・・
「条件はもちろんあるが、まだまだ大丈夫!」という結論だ。
もちろん、最低限の最新情報のキャッチアップやスキルのブラッシュアップやメンテナンスを常に行っているという前提にはなるのだが・・・

IT業界の人材不足

ITの人材不足は加速していくという話はよく耳にするが、この経産省の予測を見たときが一番衝撃的だった。なんと、2030年では、IT人口が約86万人で不足は約80万人!。1人2案件こなすか?、マジでそういうレベルの不足具合だ。
(ちなみに、日本の労働人口は2030年は全作業で約6,700万人)


引用:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果について 27年度調査レポート経済産業省

ちなみに、経済産業省の2016年6月のレポートでは、2020年までに、以下の人材が不足するとしている。

・情報セキュリティ:19.3万人
・AIやIoT、ビッグデータ関連:4.8万人
・その他関連分野:12.8万人

自分の立場から見ると、「単純にあと10年位は、フリーランスでやってけんじゃーねーか?!」っていう追い風データなわけだが、この数字ははっきり言って異常だ。これから、他の先進国と伍してやってけんのか?ってくらいの危険性をはらんでいる。

人材不足の穴埋めは”経験のある高齢者”?、それとも”外国人”?

穴埋めというのは、ここでは、現在は敬遠されているが、人材不足が深刻になった場合に、どちらに門戸を開放するかという問いかけだ。こちらについては、圧倒的に前者(経験のある高齢者の再活用)が進むとみている。理由はいろいろあるが、一番の理由は、どちらが信用できるかで考えれば一番わかりやすい。

【人材不足の穴埋め】
⇒経験のある高齢者を積極的に採用していくとみている。

【理由】
⇒”経験のある高齢者”の方が、”外国人技術者”よりは信用できるから。

これは、エージェント会社の営業との話や、自分自身の肌感覚でわかるケースがある。
自分は、長らく汎用機でのCOBOL開発がメインでやっていた。そして、現在もエージェント会社からCOBOLの現場を紹介されることがある。なぜなら、COBOL技術者が少ないから、自分のようなCOBOLについては結構ブランクのあるような経験者でもダメもとで紹介するようだ。
COBOLできる技術者ってはっきり言って、相当少なくなっているらしい。団塊の世代の大量退職が本格化している。それはIT業界でも同じように始まっているが、充分な若手が全く入ってこないのが原因だ。そりゃ~。新卒の技術者もJAVAやC#やObjective-Cで、今時のナウイ、ヤングなエンジニアライフを期待してたのに、最初に経験するのが汎用機&COBOLだったらモチベーションガタ落ちだろう。アッっという間に辞めてしまうかもしれない。だから、新卒を採用した企業側が中々若いモンをCOBOLに割り当てなくなっているそうだ。

「じゃ~、どうすんの」っていう問いに、企業側の回答は一つだけ。それは・・・

「中高年の再活用」

そう、老いぼれの再活用一択なのだそうだ。何故かというと・・・
まだまだ、外国人労働者に対して、全幅の信頼がおけないから・・・
つまり、こういうこと、
汎用機で稼働している基幹系システムは、他の関連システムとかサブシステムとは、1つ2つレベルの高いセキュリティを設けいている。基幹系なので、顧客のデータや財務データ、取引データなど、超重要なデータが踊り狂っている基幹系システムに外国人労働者を投入する覚悟がまだまだできないようだ。そして、汎用機が活躍しているのは金融系だが、その金融系(銀行・証券・保険)っていう、業界的には一番保守的な人種が集う世界は、まだまだ外国人技術者の受け入れに抵抗があるようなのだ。
自分も、金融系以外に流通系であったり、物販系であったりといろんな業種のシステムの製造を経験してきたが、やっぱし一番外国人を見かけないのが金融系って言うのは言われてみれば当たっていると思う。そういえば、保守的って言えば、自分がCOBOLer(コボラー)だった頃、情報システム部なのに、Yシャツは白のみっていうルールがあったのを覚えている。あんなルール今でもあるのかな?

汎用機(金融系)での例を出したが、外国人技術者を無条件には、受け入れていない業界は多いと思う。
今回は、IT業界の中での人の流動性については、積極的なところと消極的なところがあり、消極的なところでは、外国人技術者の受け入れの前にまず、中高年層の再活用がまず進むのではないかということを取り上げてみた。

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