在宅ワークを始めよう④(継続のコツは?)
在宅ワークに関する記事の最終回。最後は、仕事を継続させるためのコツを何点か書きたいと思う。
1.計画性
一番重要なのはスキルギャップよりも時間的制約だと思う。例えば、スキルギャップは多少やったことがない仕事でもネットで調べれば良質な回答はいくらでも出てくる時代なのである程度埋めることができる。それよりも一番大変なのは、時間を作ることだ。平日は特に本業をやりながら疲弊した心身を使い作業を行うので作業見積もりは余裕を持った計画で立てることが必須だ。また、本業でのアクシデントや家庭でのゴタゴタなど不測の事態に対して、副業のプライオリティはおのずと低くなる。そのような点も勘案し週レベル、月レベルで作業可能時間を見積もりその上で作業量を決定することが大事だ。
2.仕事の幅を広げ過ぎない
これは自分も苦い経験があるのだが、HTML/CSSでホームページの作成や修正、ExcelVBAでのツール作成、Photoshopを使った画像編集などを並行してやってしまった結果、自分の中での切り替えがうまくできず納品期日直前に非常に苦労した経験がある。
その後、ExcelVBAでのツール作成のみに限定することにより、精神的に非常に楽になったのだが、同じ作業量、作業時間なら断然、類似性のある作業、同じような作業を多くやった方が精神的にもまた計画の立てやすさなども容易になってくる。
ココでのコツは、作業内容は絞り、取引業者は広げるというスタンスが一番心身ともに継続しやすいだろう。自分の場合もExcelVBAでのツール作成の作業は一番多い時で6人(社)と付き合いがあったが、その後、報酬額や対人関係などから2人(社)に絞り込むことができ、長期にわたって良質な関係性を保つことができた。
3.環境整備
物理的に余裕があるなら、デスク回りは仕事関連以外のモノは置かないことや、紙媒体の資料は決まった場所に保管するなど、本業と同じかそれ以上の配慮は必要だろう。また、これも余裕があればだが、パソコンも仕事用に専用のマシンがあった方がいいだろう。そこまでの余裕がなければ、せめて仕事用の資料は専用の外付けHDDやクラウドHDDで別に保管するなどある程度公私の分離がはっきりした環境整備が必要だろう。
4.信頼関係の構築が最優先
恐らくこれが一番大事。受注した仕事は必ずやり切ることはもちろんだが、連絡可能日時やメールの返信など両社で決めた約束事は必ず守りながら業務を遂行していくことが一番大事だ。そういう細かいやり取りの中で信頼関係が構築され、継続した仕事の受注につながるのだから。
最初の内は、いくら稼いだかではなく、ワーカーとしての評価ポイントの積み上げを最重要に考えた方がいい。結局その方が、仕事の受注のしやすさや、継続性に大きく関わってくる。
いくら、スキルレベルが高くても、イージーミスの多さや連絡が取れないといったことのイライラの方が依頼業者は覚えているものである。まぁ簡単なことだが、自分がヤラれて嫌なことは、相手には絶対にしないことだ。結局、リアルな社会でのルールやマナーと同じことで、ここがキチンとできれば徐々に仕事は取り易くなっていくだろう。
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