武里団地に再訪したら、ショックがデカすぎた



■.再訪!武里団地
小学校4年生まで住んでいた埼玉県春日部市にある武里団地に約35年ぶりに再訪した。

自分が住んでいたのは、せんげんぼり(新方川)沿いの5街区だった。なので武里駅よりせんげんだい駅の方が近い。自分が住んでいた当時、川の向こう側はただの更地が広がるだけで何もなかったのだが、今はビッシリと住宅で埋め尽くされている。

再訪して直後の感想は、「団地、ちっちゃ!」だった。あの当時、自分の世界のすべてだった武里団地や周辺の風景があまりに小さく狭くてちょっとショックを受けた。まぁ、見慣れている練馬区にある”光が丘団地”が巨大すぎるというのもあるかもしれないが・・・

さらにショックだったのは自分が通っていた”谷中小学校”がなくなっていて公園になってしまっていたことだった。こんなことなら、もっと早く来ておけばよかった。
(といっても廃校して15年以上たっている(涙))

↓こんなプレートが・・・

↓体育館だけかろうじて残っている。

↓ 本当はこんな感じで校舎があったのに・・・

5街区から子供の足で約20分程かかっていたはずだったのだが、今回同じルートをなぞって歩いてみたら約12分ほどで到着した。

■.街並みや活気
小さく狭く感じたが、視線に入ってくる景色は当時のままだった。あのクレヨンしんちゃんの通っている”ふたば幼稚園”も健在。

そして、団地の中心部にあった商店街にもちょっと立ち寄ってみた。まぁ、想像して通りなのだが、ほぼ全ての店舗にシャッターが下りていた。シャッターが上がっている店舗もあったが、完全に開店休業状態。人の気配すら感じないのでしょうがないのだが、これなら、若い人向けに格安で開放でもした方がいいんじゃね?とも一瞬思ったが、そもそもヤングな若者が、築半世紀を超えた寂れた団地に訪れるとも思えないし有効な対策が思いつかない中ではしょうがないのだろう。

■.一番ショックだったのは・・・
今回、子供のころ住んでいた武里団地に再訪して一番ショックだったのは団地全体がゴーストタウンのようになってしまっていたことだった。子供の姿は全く見えず、たまに見かけるのはジジィ、ババァばかり。街に活気は全くなく、死んだような不気味な静寂だけが存在した。

まぁこんな風景は今となっては日本全国に広がっているのだが・・・。バブルの頃の浮かれた雰囲気も知っている自分の脳裏に浮かんだ思いは、

「あの当時、もっとどうにかできなかったのか?」
「少子化対策なら、”できること”はいくらでもあっただろうに」

というものだった。
30~40年前から、今の”少子高齢化”はほぼ正確に予想できていたのに・・・街からエネルギーを感じないことが、こんなに恐ろしいこととは今まで考えたことさえなかった。(東京23区在住だとまだそこまで感じにくい・・・)

日本の地盤沈下を肌感覚で強烈に感じた再訪だった。

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