今のまま生きていけるのだろうか?
テレワーク鬱を患って約1か月。9月頃に比べれば多少ましになったが、まだまだ心身ともに全快からは程遠い状態だ。睡眠薬を飲まないと、今でも1~2時間ほどで起きてしまうし、抗不安薬を飲まないと精神の安定は保てない。
今、脳裏を支配するのは二度とエンジニアでは復帰できないのではないか?という不安だ。この不安感は重症で一度考え始めると半日くらいはアッという間に過ぎてしまう。
シニア求人って・・・
有り余る時間の中で、ふとシニア向け求人って何があるのか急に気になりだした。というか、エンジニアに復帰できず、しかも心身が不安定な状態がしばらく続くとなった場合、肉体的・精神的に負荷のかかる仕事はできない。そんな中ふと思いついたのがシニア求人だ。
自分の中のシニア求人っていうのは大体以下のものだ。
・駐輪場の管理人
・マンションの管理人
・工事現場の交通誘導員
・学校の用務員
・違法駐車・駐輪をチェックする人たち
・・・
正直言うと、上記のような仕事を自分がやるかもしれないなんて考えたこともなかった。現在49歳だから、中高年の部類に入るのは当然だが、このような仕事を実際にやるのはもっと先の話だと思っていた。一応今までエンジニアの仕事はほぼシームレスに受注できていたのだから当然といえば当然だが・・・
また、ここだけの話、多少の偏見みたいなものも持っていた。こういう仕事に従事するのは、高齢者かスキルのないちょっと問題のある人たちが就く仕事だと思っていた。
(本当にごめんなさい(orz))
まぁ、あーだ、こーだ考えてもしょうがい。現実を受け入れ、エンジニアに復帰できない想定でシニア求人っていうものにはどんなものがあるのかちょっと調べてみた。
月10万くらいなら
”シニア求人”、”東京”、”未経験可 ・・・” なんていうキーワードで早速ググレカスしてみた。
一番感じたのは、東京という都会に住んでいることの利点だ。ワンサカと出てきた。そんな中一番量的に多かったのは、”マンション管理”というものだった。
求人内容で一番多いのは大体以下のような内容だ
・稼働:週5~6日
・時間:AM8:00~12:00
・時給:1,050~1,200円
・内容:ゴミだし、清掃、巡回、受付など
大体の報酬は週20,000円程、一ヶ月なら約10万円というところだろうか?まれにフルタイムで月給約18万円なんていうのもあったが、基本は午前のみの就業っていうのが大半だった。
これを見た自分の正直な感想は、”とりあえず生きていくことはどうにかできそう!”というものだった。貯金を切り崩しながらでも、10万円くらいの現金収入が見込めるのであれば当分の間はあまり生活水準を落とさないまま生きていくことはできそうだ。最近は本当にネガティブなことばかり考えていたので正直言うと少しホッとしたというのが本心だ。
見込みの収入は大体数値化できたので今度は現在のおおよその支出を確認してみた。
現状の支出は約20万円
現状、年金が支給される65歳までは、基本労働によって現金収入を得なければならない。ということで、大げさだが生存に必要な大体の金額を算出してみた。
ちなみに自分の現在の状況は以下のとおり。
(⇒ 49歳、独身、男性、両親と同居、家は親名義)
①.家への入金 :5万円
②.食費 :4万円
③.通信費 :2万円
④.カード支払 :2万円
⑤.交遊費(雑費) :6万円
⑥.医療費 :1万円
⇒
合計:20万円!
①は、住居費みたいなもの。衣食住の内、食住は基本これで済んでしまうのは本当に助かる。親には感謝しかない。
②は平日の昼食と夕食は基本外食となるのでその分の食費。
③はスマホと家の光回線の費用。(スマホのローンが終われば5千円は浮くはず)
④はアマゾンで購入するいろいろなもの。前年実績で平均すると約2万円だった。
⑤はたまに外で飲みに行ったり出かけたり等々。いわゆる”小遣い”の部類。
⑥通常は歯医者のみ。今後は増えるかもしれない・・・
多分、⑤は②と一緒になってしまっている部分もあるのでもう少し削ることは可能だと思う。
いざっっていうときに真っ先に捨てないといけないのはプライド
正直言うと、上記に挙げたようなシニア求人での仕事に今すぐに就こうとは思っていない。但し、思っていないが、自分がもうそういう部類の人間であるということの認識は持っておく必要があるということは痛感した。
エンジニアとしての仕事は、昔と違って50代でも増えているということを以前、担当営業に聞いたことがあったので、もうしばらくはIT業界にしがみつきたいと思っている。また、それ以外でも、単価を大分下げれば(例えば時給2,000円前後)エンジニアと事務員の中間みたいな立ち位置での仕事はテンプスタッフでもかなり出てくるので、しばらくはシニア求人にお世話になることはないだろう。(もちろん自分の心身が正常ならという条件は付くが・・・)
但し、今回の件で、シニア求人というものが身近に感じるようになったのは確かだ。また、この手の求人にお世話になる可能性というのが意外に高いという事実もわかった。そして、いざという時一番自分の行動や決心にブレーキをかけるのは自分の中にある変なプライドだろう。今はまだこのような仕事をするにあたっての精神的障壁は高く厚く存在するが、この辺の意識改革は結構急いでやる必要があると今回の一連の出来事で実感した。
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