個人的に気になっていたスポーツの試合。
WBO世界バンタム級タイトルマッチ ジョンリエル・カシメロvsギジェルモ・リゴンドー
試合は、先程終わって2-1の判定でカシメロの勝利。WOWOWで見ていたが、試合内容ではリゴンドーが勝っていたように見えたが、結果は2-1でカシメロの判定勝ち。
ジャッジの2人は116対112、117対111でカシメロを支持、もう1人は115対113でリゴンドー。個人的にはリゴンドーにつけたジャッジが私的には一致するのだが、たぶんボクシング界にとってカシメロの勝利が相応しかったのだろう。
前回、リゴンドーは不得手ではないだろうが、普段、実戦ではみせたことのない”打ち合い”をリング上で見せた。但しこの時のリゴンドーの出来はお世辞にも良いとは言えないほど散々で結構危ないパンチをもらっていた。各団体(WBA、WBC、WBO、IBF)から冷たい目で見られ、HBOからは二度と組まないと言われるほどの塩試合を繰り返していたリゴンドーが、”魅せる”ボクシングもできるんだぜ!っていうのをアピールしたかったのだろうが逆に打ち合った場合のリスクの高さを露見させてしまった。
今日の試合は、往年の塩試合っぷりを存分に発揮し、試合の序盤からブーイングを浴びる始末だったが、試合巧者っぷりは相変わらずでポイント的には若干リゴンドーが上回っているようにも見えた。結局はカシメロの引き出しの少ない積極性が支持される形でカシメロが僅差の判定勝ちを収めたのだが、今後の展望はどうなるのだろう。
一旦流れた、ドネア対カシメロが先か。
それとも、井上尚弥対ドネアが先か?
はたまた、井上尚弥対カシメロか?
カシメロは試合後のインタビューで”次はドネアだ。最後に井上だ!”って吠えていたが、個人的には井上対カシメロ戦を先に見たいと感じた。井上ドネア2も魅力的だが、2019年11月のWBSS決勝では個人的には接戦ではなく結構井上のワンサイドゲームで勝負付けは済んでいると感じているからだ。
一番もったいないのはキャリアのピークにいる井上尚弥の試合が年間ギリ2試合しか観れないことだ。あまりにマッチメイクに手間取るのならもうスーパーバンタム級に上げてもいいんじゃないかとも思った。もう今の段階でカシメロ以外勝負付けの必要な選手がバンタム級にいないのだから・・・
井上もリゴンドー相手だと多少苦戦はするだろうが、今日のカシメロのパフォーマンスくらいは本調子でなくてもできてしまうだろうから、それを考えるとリゴンドーと戦う必要性もあまりないんじゃないだろうか。(もちろん個人的にだが・・・)
最後にカシメロは試合前の挑発行為から試合自体もいつも通りのカシメロだったと思う。
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